221116|Kroi Live Tour 2022「BROADCAST」@Zepp DiverCity
Kroiちゃん「BROADCAST」ツアーファイナルとなったZepp DiverCity。
わたしは本公演がツアー初参戦となったため、どうやら「WATAGUMOバトル」なるものをやっている、ということ以外は何も知らずに会場へ向かった。
開場時間が過ぎ、入り口付近で自分の整理番号が呼ばれるのを今か今かと待つも、一向に開場されない。
流石に遅いなと思い、Twitterを見てみると「また押してるのか……」というツイートがたくさん目に入ってきた。いつも押しているのか。
そう思っていると、見知らぬ少年が会場入り口の上方の橋からワンマンライブを開催して場を繋いでくれた。「ABCのうた」を歌ってくれた彼に感謝だ。
そんなこんなで、ツアーファイナルは数十分遅れで開場、開演をした。
1曲目、Kroiの楽曲の中でも飛び抜けてサビがキャッチーな「Drippin' Desert」からスタートし、会場の熱が一気に上がる。
そしてそのままの勢いでファンガン、pixel、juden、Selva、Pageと人気のブチ上がりナンバーを続けて披露。
ラテンパーカッション推しなもんで、judenのボンゴが大好きなのだが、judenでブチ上がった後のSelva、Pageの繋ぎが気持ちよく、また聴けたのがうれしかった。
その後MCを挟み「Small World」。
実を言うと「Small World」は原曲を聴いた当初あまり気に入っておらず、シャッフル再生時には飛ばしてしまうこともあったのだが、TAKE OFFではじめて生の演奏を聞き大好きになった。
そしてその後、最新アルバム収録曲「Correction」から「Shift Command」の繋ぎ。シフコマはチル曲という認識だったのだが、生で聞くと想像以上に踊りたくなる。思ってた以上に楽しかった。
Kroiは圧倒的ライブバンドだからこそ、ライブで認識が変わったり、より好きになる曲があるのが良い。
そう思いながら、2回目のMCを聴いていると、アフタヌーンティータイムが始まった。
なんで?????
いや、なんかステージにあるなとは思っていたけど。
今回のツアーでは、千葉による「ステージドリンクをアフタヌーンティーにしたっていいじゃないか!」という謎の主張から、ステージ上にアフタヌーンティーセットが置かれることになったと言う。
毎公演、その地方のご当地お菓子をアフタヌーンティーセットに置き、紅茶を飲みながらお菓子を食べていたんだと。
本公演のお菓子は「パティスリー ナオキ」の焼き菓子。なんとギター長谷部の実家のケーキ屋さんのものだった。駒沢大学駅前にあるんだってさ。
え、実家ケーキ屋さんなの……? なんだ? なんか変な情報多いぞ!!!
というか、千葉さんのこと常識人だと思ってたから、こういうおふざけを率先してやるのが意外だなあと思いつつも、ああでもこの人Youtuberもやってたわって一瞬で納得した。
そんで、内田、関はこういうときあんまふざけないんだな。なるほどな。
少しずつKroiに対する知見が増えてゆく。
そんなゆる〜いMCのあとは「熱海」。そして「Not Forever」「Airport」「Never Ending Story」とゆったり曲が続く。
「Never Ending Story」のキーボードソロ、ちょっと良すぎるな。なんであんな変なMCの後にこんな激エモ演奏できるんだよ。だんだん腹たってきた。
……そしてついにやってきた。
「WATAGUMO」だ。
「WATAGUMOバトル」とは一体なんなのか、全く知らずにここまでやってきたため身構えながら聞くも、普通に演奏が始まり普通に間奏に到達。
すると突然、関によるリングアナウンスのようなものが始まる。
なにをするんだ?そう思っていると……
ブルーノ出てきたんだが?
「24KMagic」やってんだけど?しかもなんかやたら完成度高い。 なんだこれは、と思いつつも大盛り上がりしてしまった。悔しい。
次に益田の番。謎の寸劇がはじまった。
「益田増殖計画」とはなんですか? これはなにを対決しているんだ!?
待ってよ、ハチカイの警備員さんがいるんだけど!!なんでここにいるんだ!!!!
大 混 乱
てかこれのリハで開場遅れたらしい。何してんの??
そうか、わたしが思ってる以上にKroiちゃんてアホなんだ。喋るとイメージ違ってかわいいな〜とかじゃなくて、アホなんだ。ちょっと考え改めてくるわ。
ちなみに投票は長谷部さんにしました。ブルーノ普通に楽しかった。
勝った方が追加公演で「WATAGUMO」歌うんだってね。「WATAGUMO」好きだから普通に聞きたいかもなって思ったけどなんか楽しそうだからいいと思うよ。
そんな大盛り上がり()のWATAGUMOバトルが終わり、続けて披露されたのは「Network」。えらいもんで演奏が始まると空気が変わる。
客も曲を聴く体制が整ったところで、わたしの推し曲でもある「HORN」から「Shincha」へと繋がっていく。
「Shincha」で、内田が「過去最多公演となった“BROADCAST”。音楽にここまで連れてきてもらった」と言っていたのが印象的だった。
一番派手な見た目で一番真面目なの罠だな。
アンコール
アンコールは「Balmy Life」。原曲よりも早いBPMに客のクラップが加わり、生のバルミーはこんなにも魅力的で楽しいのかと思った。
そしてラストはやはり「Fire Brain」。内田の「悔いのないように踊って帰ってください」という言葉通り開場全体が揺れる。
自分の中にもすでに「これで踊らないと帰れない」という感情が芽生えていた。それほどライブの「Fire Brain」は楽しい。
会場の熱気冷めやらぬ中、最後にEPのリリースとそれに伴う全国ツアーの開催が発表された。
たった2回のライブ参戦で、まったく違うKroiの一面を目の当たりにしたわたしは、帰り道すぐにツアーのチケットに申し込んだのだった。
セットリスト
- Drippin' Desert
- Funky GUNSLINGER
- Pixie
- Juden
- Selva
- Page
- Small World
- Correction
- Shift Command
- 熱海
- Not Forever
- Airport
- Never Ending Story
- WATAGUMO
- Network
- HORN
- Shincha
アンコール
- Balmy Life
- Fire Brain