230709|Talking Rock! FES.2023@横浜アリーナ
※Kroiのみのレポです
会場:横浜アリーナ
トッパーのCilli Beans.の演奏が終わり、2組目のKroiちゃんのリハが始まる。
メンバーが出てきて、斜め前の女性と後方の男女が声を上げる。よかった。Kroiちゃん目当ての人が近くにいる。
リハの曲は「selva」
イヤモニや返しのボリュームを確認しながらの肩の力を抜いた演奏だったが、キモ太郎は大盛り上がり。
おそらくバンフレッターズのファンの女性が「爆イケじゃん」「本番かよ」なんてつぶやく声が聞こえ、ただのファンであるわたしも鼻高々である。
ところでキモ太郎って結局公式のファンネームって認識でいいんだっけ?
ふぁんく らぶがリリースされて、会員は「ふぁんくらばー」になったけど、ライブに来ている人がみんなふぁんくらばーかどうかは判断つかないから「キモ太郎」でいいんかね?
どっちでもいいか。話を戻しましょう。
リハが終了すると、またあとで~とでも言いそうな雰囲気でメンバーがステージを去っていく。
その後、出番の時刻が迫ってくると、暗いステージから「やるよ~!!」「やるよぉ~~~!!!」「今日やるよ~~~!!!!!!!」と叫び声が聞こえてきた。暗闇の中、うっすらとピョンピョンと跳ねる玲央ちゃんとメンバーが見える。
テンションが高い!!友達の家に新作のゲームやりに来た小学生に匹敵するテンションの上がり方だ。
そう思っていると、突然「juden」の演奏が始まる。
前述したとおり、斜め前、斜め後ろに少なくとも3名のKroi目当ての人が近くにいたものの、やはり邦ロックのファンがメインの客層ということでなんとなくアウェイな印象。謎の使命感を背負って、わたしはいつも以上に大げさにクラップをして、いつも以上に大きな声で「Everybody funky」と叫ぶ。
盛り上がってくれてるけど、さすがにエビファンにまでは付いてきてくれないな笑
しかしながらKroiちゃんの演奏は初のアリーナとは思えないほどいつも通り。ソロ回し長めのjudenでした。やっぱボンゴポカポカ叩きながら歌うボーカルは珍しいのか、パーカッションソロ部分は盛り上がりますね。
続いてKroiちゃんの名刺代わりともなる一曲「Balmy Life」を披露すると「Kroiちゃんです」「遊びに来ました~」と挨拶。本当に遊びに来てたっぽい。
名刺も渡し、挨拶も済ませたKroiちゃんの続く3曲目は「Page」
そして「Page」のアウトロから「Jungle Boogie」へ繋ぐ。
え?「Jungle Boogie」?
てことは……
「Monster Play」だ~~~~~!!!
マジで?ここでこれやんの!?つ、強気~!!!!!
ワンマンでファンもひっくり返りそうになった鬼アレンジを初見の前でやるのか~!最高だな。
しかもツアーの時よりソロ長くない?千葉さん立ち上がって色気振りまきながら、メンバーガンガン煽ってるんだけど……
やっぱいつもよりテンション高いし、本当に楽しそうに遊ぶように「俺らがKroiだ」と言わんばかりのセッションしてた。
初の横アリで、初のトーキンでブチかましたあとは「Kroiは今年いけるとこまで行ってみようと思います」と宣言し「最後ブチブチに盛り上がって最高の夜にしましょう(※出番めっちゃ昼)」と、いつもの文句からの「Fire Brain」
今回は時間の問題か、満員の状態での演奏は叶わなかったけど、横アリでの「Burn such a brain」は良かったな。いつかワンマンで戻ってきたいね。
そういえばAブロックかな?ステージ下手側の前方がやたら大盛り上がりしてるように見えたけど、あれはみんなの楽しむ姿勢がすごかったのか、たまたまKroiちゃん目当ての人いっぱいいたのかどっちだったんだろうな。どっちでもいいか。いい盛り上がりをしていた。
結局持ち時間35分のうち15分くらいはモンプレでセッションしてたKroiちゃん。
これだけ聞くと尖ってるようにも聞こえるけど、ちゃんと定番曲やって、名刺渡して挨拶して、遊びに来たって宣言通り音楽で遊んだら、最後に人気曲で締めてめちゃくちゃ礼儀正しいよな。
出番終了後「平均年齢いくつ?」「え、わっか!」ってパーソナルな部分に興味を持ってくれてる人がいて「わかる〜わたしも初めてバルミー聴いた時『こんなイケてる曲作ってんのはどこのどいつだ!!年下〜!!???どっひゃあ〜!!!!!!!!』ってなったんですよ〜え〜なんか聞きたいことあります???」って早口で捲し立てたりはしてないです。安心してほしい。
そういうことしない代わりにここで吐き出してんだ。
いろいろな反応が聞こえたけど「ベースの人めっちゃNANAのヤス」って言ってる人がいたのが一番良かったな笑
セットリスト
- Juden
- Balmy Life
- Page
- Monster Play
- Fire Brain
改めて見ると曲数すくねっ!
230623|Kroi Live Tour 2023 「Magnetic」 BLUE / RED@NHKホール
会場:NHKホール
ツアーファイナル!会場は過去最高キャパのNHKホール!
3,800人ですって奥さん……早いわねえ〜Twitterで重大発表もあるって言ってたけど、なにが発表されるんですかねえ?
ライブには関係ないけど、開演前にKroiを知らない友人と会ってて、グッズ可愛くて羨ましいって言われたのが嬉しかったので、ここに書いておくね、大臣!
さて、座席はアリーナ後列で良くも悪くもなくと言った感じでしたが、勾配が結構あるので意外とステージがよく見える。
そんなファイナルの1曲目。ステージには薄いカーテンのようなものがあり、後ろからライトで照らされるメンバーのシルエットだけが見える状態で演奏がはじまった。
「Everybody Funky, yeah!」
「juden」だ。マジ?juden始まり?最高じゃん。
するとカーテンが落ち、メンバーの姿が見える。うわあ〜ホールならではの演出だ〜めっちゃテンション上がる〜!最大キャパでの「Everybody Funky」も良い。
そんなjudenで開幕ブチ上げられた後は「shift command」
左右に揺れながら歌い上げる怜央ちゃんが気持ちよさそう。
続いて「夜明け」
夜明けのベースとキーボードの激エモソロがジャジーで色気がすごい。
そしてお次は初日からやってた「Page」からの「Monster Play」の繋ぎ。
いやもうモンプレのソロどんどん進化してくじゃん。繋ぎもシームレス過ぎてこのライブの音源サブスクで配信するからトラック分けてねって言われたら困っちゃうよ、どうすんの?(訳:音源配信して)
モンプレ、ブチブチに盛り上がったけど新宿の時みたいにゼーハーしなかったね。さすがファイナル。Kroiちゃんもわたしもペース配分が上手くなってるわ。
その後MC挟んで、6曲目の演奏が始まるタイミングで、客席から聞こえてくる「怜央ちゃーん!!」という声に「うるさい!!!」と返す益田さん笑
「うるさいは違うだろ笑」なんて言いながら急に「Drippin' Desert」
ふざけても演奏入る時はダレないのすごいよな。
Drippin'で踊った後は「Astral Sonar」
NHKホールも宇宙になっとりましわ!馬鹿だから毎公演この曲やってる間天井見上げちゃってた。
そして!ついに「cranberry」
やっと聴けた〜!!!益田さんの跳ねるライドシンバル良い〜とか思ってたら、関さんがアップライトベースなんですけど……ステージ明るくなって姿見えた瞬間びっくりして固まっちゃった……。cranberry全然やってくれないと思ったらホール用に取っておいたわけか〜まんじしか〜は〜関さん〜。
べべちゃんももはや顔でギター弾いてるってくらい良い表情してて最高でございました。
最高の雰囲気の中「Ghost Riders in the Sky」のギターソロからの「Funky GUNSLINGER」
1番終わりのギターソロも長尺でべべちゃんフルコースでした。そしてそのままファンガンのアウトロからシームレスに「sanso」へ。
西日のようなオレンジの照明の中、ムーディーに揺れたあとに、アップテンポの曲持ってきてブチ上げてくるのずるいよなあ……。
その後「皆さん調子どうですか!」という声でMCに。
「流石に暑いね」と言いながらジャケットを脱ぐ怜央ちゃんのYシャツが汗でスケスケ笑
ツアーファイナルということで、全員衣装が私服だったらしいのだが、益田さんの着ているセットアップがなんと「50万」!※リボ払い
べべちゃんもGUCCIで買いものして、GUCCIメンバーズに加入したらしいんだけど、3日で謎の中国人、チュン・リーにアカウントを乗っ取られたらしい。
なんでそんな面白いこと起きるんだよ。
みんな気合い入ってたけど、個人的には怜央ちゃんのセットアップが可愛いなって思いました!50万はちょっとイカついです笑
てかセットアップ率高いね。
そんなこんなで後半戦。
「PULSE」「Hard Pool」と新EPから2曲。Hard Pool、初日は「ウーウウウー」の部分べべちゃんが煽ってきて合唱したけど、Nホでは「躍起になる」部分も歌ってる人いたね。今後どっちが定番になるんだろうな。
そんなHard Poolのアウトロから続けて「pith」へ。
わ〜生で聞くの初めてだ!繋ぎのキーボードよかったな……。そんで怜央ちゃんの歌い方たまんねえ〜。この手の曲の歌い方してるの聴くたび、よく喉持つなあって思う。
昨今流行りの高音が綺麗な男性ボーカルとは全くの別ジャンルの歌声を持つ怜央ちゃん。第一印象で「歌が上手い」とは正直思わなかったのだが、色んなジャンルのいろんなタイプの曲を1人で歌い切っている姿を見るたび、本当にポテンシャルが高いのだと実感する。
続く14曲目は「Cosmic Pillow」
関さん大活躍曲!しかしこの曲は今後大化けしそうだよなあ。やる度ソロ伸びて鬼アレンジされそうで楽しみ。
そしてお次は定番ナンバー「Selva」を披露しMCへ。
怜央ちゃんが本ツアーでずっと「何をやっているんだろう」と感じていたセクションがあるという。
それが「風来」のイントロおふざけ笑
毎回話の流れは意味不明だったけど、ちょっとずつテンション上げてって「This is 風来!!」で曲入るの、うまくいくと案外かっこいいから嫌いじゃなかったんだけど、ファイナルぐっだぐだで笑った。こういうのだんだん上手くなるんじゃないのかよ笑
そんな風来のあとは「risk」
今回のツアーアレンジマジでエモくて(カスの語彙力)最高だけど、風来からのアレンジriskはマジでエモすぎる(カス語彙力)。
勝手にこの公演は円盤化すると踏んでるけど、本当に高音質音源くれよって言いたい曲がいっぱいある……。頼むよ……。
アンコール
ラスト○曲です!ってときに怜央ちゃんが「かなしー!」って言ってくれるの良いよなあ。最後ちゃんと踊って帰ってくださいねって言ってくれるのも、良いよね。
そんなアンコール1曲目は「Balmy Life」
デカイ会場だと手拍子揃ってるだけでテンション上がっちゃう。
お次は「HORN」
ラストのうーいーうーいーで怜央ちゃんが「singing!singing!」って言ってるのとか、べべちゃんが客にマイク向けて煽ってきたりとか最高に楽しかった……。
そして最後は「Fire Brain」
踊って帰ると言ったらこれでしょう。
はあ〜〜〜〜〜武道館だって。
いやね、正直バンドの重大発表ってさ、次のライブか、曲のリリースくらいなもんじゃん。
怜央ちゃんの制作スピードだと新曲、新EPあたりは可能性あるかな?ツアーは流石に早すぎるかな、ワンチャンデカめの会場でワンマンあるか?って思ってたんですよ。
少し前にチリビちゃんの武道館発表があったから、なんとなく「まさかKroiちゃんもってことも……ねえ……?」って頭の隅で考えてて。
そしたらそのまさか。
本当に頭の隅でこっそり考えてただけなのに「日本武道館」の「に」の発音もされない「n」の段階で全部察して、自分の声帯から聞いたことない音が出て、Fire Brainの後半から終演まで声出なくなった。
それくらい嬉しかった。
この日の自分のツイート見返したら、公演終了後の1ツイート目が「だれかーーーだれかーーーたすけてーーーーーーーー」だった笑
どういう状態になれば「助かった」ことになるのかは全くわからないけど、きたる1月20日に日本武道館の地に辿り着ければ「助かる」んだと思う。
それまで健康に生きていきたいと思います。
セットリスト
- Juden
- shift command
- 夜明け
- Page
- Monster Play
- Drippin' Desert
- Astral Sonar
- cranberry
- Funky GUNSLINGER
- sanso
- PULSE
- Hard Pool
- pith
- Cosmic Pillow
- Selva
- 風来
- risk
アンコール
- Balmy Life
- HORN
- Fire Brain
230518|Kroi Live Tour 2023 「Magnetic」 BLUE / RED@Zepp Shinjuku
会場:Zepp Shinjuku
やってきました歌舞伎町タワー!中キレ〜外汚な〜!
今回は整番が悪かったので、前方に行くのは諦め柵前を確保。
セトリは横浜と一曲違いだったので、MCレポ多めでいきます。
基本的に曲順もアレンジもほとんど同じでしたが、なんかすっごいテンションが高かった。主に怜央ちゃんが。
初日は声出し解禁後初のワンマンで「声出しってこんな感じなのか!」と思ってる印象があったのが、1ヶ月経って歓声を乗りこなしているように見えた。
MCでも言ってたけど、新宿の小さなライブハウスでずっと演奏してたKroiちゃんがZepp Shinjukuで帰って来たぞ!っていうのも相まって、ハイになってたのかもしれない。
そんな状態で演奏された「Monster Play」がまあすごい。
アレンジ自体は横浜と同じで、Jungle Boogie マッシュアップだったのだが、ソロ回しがパワーアップしていた。4曲目ですよ!!?ここで体力使い切っちゃうぞ!!!わたしが!!!!って思っていたら、最初のMCで
「流石に休憩です!!」
って言い出して笑ってしまった。最初から飛ばしすぎだって!
その後同じ流れで、risk、ファンガンと繋いでいくのだが、
ファンガンアレンジ違う……?わたしの記憶がごっちゃになってるだけで横浜でもやってたっけ……?
すぐレポ書かないからこういうことになるんだ……
いやね、ファンガンのイントロで「Ghost Riders in the Sky」のギターソロ入れてくる奴がいたんですよ〜!
なぁ〜にぃ〜!?やっちまったなあ!!!
マジでやっちまってんのよほんとに。すげえかっこいいんだからもう。Magneticツアー限定アレンジなのかな〜また聴きてえ〜。
そして2回目のMCでは、楽屋でitoやるのにハマってるとかそんな話をしていた。
怜央ちゃんの衣装かわいいねえなんて言って、千葉さんがちいかわのアイキャッチを弾いて、ちいかわになる怜央ちゃんなども見れた。かわいい。
このタイミングだったか忘れてしまったけど、怜央ちゃんおたおめ話。
ナオキ特製イチゴのケーキをサプライズで用意してお祝いしたらしいけど、付き合い長いくせに怜央ちゃんがイチゴ苦手なの忘れてたべべちゃんと、怜央以外のメンバーでLINEグループ作ってサプライズ計画してたのに、間違えて怜央ちゃんもいるグループに「ケーキどうする?」って送っちゃう関さん。サプライズ向いてない笑
「いちご苦手だけどちゃんと食べた!」って言う怜央ちゃんに謎の拍手が起きて「子供じゃないんだから笑」ってなってた。
ここでどこからともなく「はっぴばーすでーとぅーゆー♪」
歌い出した人GJ〜!みんなで祝えて楽しかった。
怜央ちゃんは突然1,500人に祝われて、どういう反応して良いかわかんなくなってた笑
そして、MC明けは横浜と同じくぬるっと「風来」が始まり、その後の「Astral Sonar」に入るタイミングだったかな。関さんが体調不良者を見つけたようで「大丈夫?」って声をかけてあげてた。
ま、将典〜!
後日インスタの質問返しで「体調悪くなったらちゃんとスタッフに言ってね、俺らいっぱいライブやってるしいつでも見れるから」的なこと言ってて、マジ将典すぎた。
そして、横浜からセトリを変えてきたのが「HORN」
これが恐ろしく楽しい。うーいーうーいー歌えるのこんなに楽しいのか……。
元々推し曲ではあったのだが、声出し解禁後のHORNがあまりにも楽し過ぎてTOP2まで駆け上がってきた。
そんな「HORN」でブチ上がったあとは「Fire Brain」
横浜でなかったのやっぱ寂しかったから嬉しくて爆踊りしちゃった……
Drippin' Desert → HORN → Fire Brain のセトリ、危険です。ふくらはぎが筋肉痛になりました。
アンコール
みんなでナスカT着て、怜央ちゃんは頭に風来バンダナ巻いて登場。
ナスカの地上絵は線に沿って磁力が発生してるとかしてないとかで、Magnetにかけているそう。そして風来バンダナ「かわちぃ」
新グッズ紹介後は「juden」で締め括る。
怜央ちゃんが顎のとこ邪魔で歌いづらいって言って風来バンダナ外してた笑
前半から飛ばしまくって、後半ブチ上がって死ぬほど疲れた公演でした。
zepp shinjuku 縦長でホビットには優しくない形状だったけど、音響も照明も良くてなかなか良いライブハウスだったと思います!外出たらゲロ臭いのだけが良くない。
セットリスト
- PULSE
- shift command
- Page
- Monster Play
- Cosmic Pillow
- 帰路
- Pirarucu
- risk
- Funky GUNSLINGER
- おなじだと
- selva
- 風来
- Astral Sonar
- Drippin' Desert
- HORN
- Fire Brain
アンコール
- Juden
230413|Kroi Live Tour 2023 「Magnetic」 BLUE / RED@KT Zepp Yokohama
会場:KT Zepp Yokohama
ついに開幕!Kroiちゃん「Magnetic」ツアー初日!
早めに会場に付き、グッズを購入。益田さんのサインが当たるという幸先の良いスタートとなりました!
整番も2桁!筆者はTAKE OFFの時に斜め前の女性がピックをキャッチしたことを根に持っているので、基本的に整番が良い時はべべちゃん前を狙っています。
というわけでポジションは上手3列目をゲット。
今回は影ナレをメンバーがやってましたね。
はじまる前からケタケタ笑って楽しそうでございました。
そんなこんなで開演です。
「Magnetic」ツアー開幕1曲目を飾ったのは「PULSE」。
ライブのPULSE、良〜!!!声出し解禁も相まって会場の盛り上がり方もすごい。CD聴いた瞬間から踊れるのわかってたけど気持ちいい。
続いて「shift command」からの「Page」
……アレンジ変えてきてる〜!繋ぎもいつもながらシームレスで最高。
そんで、次ですよ問題の「Monster Play」
なんか「Jungle Boogie」挟んで、高速でソロ回ししたと思ったらモンプレ戻ってきて、またゲッダーンゲッダーンでJungle Boogieやって……。アレンジ変えてきたどころの騒ぎではない。かっこいいにも程がある。
前回のツアーの追加公演から2ヶ月ほど。もうこんな進化するのかこのバンドは。
激ヤバモンプレアレンジのあとは「Cosmic Pillow」
関さんが恐ろしく忙しそう笑
上手にいたからあんま見れなかったけど、これはいつか目の前で手元を見てみたい。
そして、これだけアツい演奏した後にゆるいMCが来るのもKroiちゃんの良いところ。サウナみたいなもんですね。これが整いってやつ。
今回のツアーはおふざけなし、太く短く濃いライブがテーマらしい。
そんな宣言をしたMCの後は「帰路」「Pirarucu」のチルゾーン。どちらも生で聞くのは初。なんとなく新曲と定番曲とかが多めになるのかな〜と思ってたから、帰路聞けるとは思わなかった。帰り道も安心。
そしてお次は、長めのイントロからはじまる本日2曲目の激ヤバアレンジ「risk」
なんだよ知らん曲かと思ったじゃんねえ?てかこれファイナルだったっけ?
9曲目「Funky GUNSLINGER」
ファンガンは少し前までシャッフル再生で飛ばしがちだった(懺悔)んですけど、ライブで聞く度どんどん好きになった曲。身体がファンガンの楽しさを覚え出してきている。
続いて「おなじだと」
帰路、Pirarucu同様、生では初聴きなのだが、これが一番聞けて嬉しかった。なんてったってわたしはラテンパーカッションが大好きなのだから!!!
「大変だ」のとこ、ボンゴあんな風に叩いてるんですねえ……いいですねえ…………。
続く11曲目は「selva」ゆったりした空気を一気にブチ上げる。
意外な曲がセトリ入りしたり、既存曲のアレンジがやば過ぎて震えていると、MCで怜央が「いっぱい練習した!」って言ってた笑
でしょうね!!!!
千葉さんも「riskのアレンジやばかったでしょ、呟いといて」と思わず自らアピールしてしまうほど気合が入っているようだ。
それだけ気合の入ったつよつよ演奏した後でもMCはゆるいのありがたい。交互浴交互浴。
すると、4月ですね〜春ですね〜自分はこの季節花粉症がね〜みたいな話をだらだら始める怜央。それに合わせて「ジャンッ!」と、聴いたことのあるコードのキメを入れるメンバー。
「そんな季節にぴったりな曲」「This is 風来!」
花粉症から風来って、そんなことある?笑
しかしえらいもんで「This is 風来!」で客もちゃんと「ワァ〜〜〜!!!」ってなる。わたしも言った。
そんなふざけた感じから始まったのに、イントロのベースが良いんだなこれが!
キーボードのソロも気持ちがいい。これ!野外で聴きたいです!!お願いします!!
そんな良い雰囲気のまま「Astral Sonar」へ。
曲ももちろんだけど、照明が本当に幻想的でよかった。それはそれは宇宙のようで。
思わず見上げちゃったよ。
新曲の後は念願だった声出し「Drippin' Desert」
「寂しい this fallen, fallen world (hey!)」
hey!って、hey!って言っていいんだ……!嬉しい〜楽しい〜大好き!!!!!
みんな気持ちは同じですね、ブチブチに盛り上がった。
ラストは「Hard Pool」
意外!歌う曲だった。アウトロで長谷部さんが前出てきてめちゃくちゃに煽ってきて、みんなで合唱。最高最高!
アンコール
「Kroiはコロナ禍にメジャーデビューして、客の声を聞かずに育ってきた。声出しOKで初のワンマンがここだ」と話す怜央に、客が歓声で応える。
「やられちゃうよ〜優しくしてよ、声出し初めてのバンドに」「足がすくみますね」
そんな風に戸惑いながらアンコールで演奏する曲は「juden」
ちゃんと声出させにきてるじゃん。
まあ声出し解禁でこれやらんでどうするって話ですけど。いやあもう楽しい。客も楽しいけどなによりメンバーがいつにもまして楽しそうなのが嬉しい。
「声出しOK!!」と煽られながら、全力で歌う「Everybody Funky, yeah!!」
初日来れて本当によかった。一瞬「Fire Brainやらないの!?」って思ったけど、声出し解禁後初となるワンマンに相応しい最高セトリでございました。おそらくセトリ組んだであろう関さんに感謝!!
ツアー初日からこれだけ完成度が高く、大盛り上がりで進化が止まらないKroiちゃん。改めて目が離せないと思わされたライブでした。
この日も例に漏れず汗だく帰宅。会場出たら汗冷えて凍えるかと思った。
セットリスト
- PULSE
- shift command
- Page
- Monster Play
- Cosmic Pillow
- 帰路
- Pirarucu
- risk
- Funky GUNSLINGER
- おなじだと
- selva
- 風来
- Astral Sonar
- Drippin' Desert
- Hard Pool
アンコール
- Juden
230108|Kroi Live Tour 2022「BROADCAST」@LINE CUBE SHIBUYA
会場:LINE CUBE SHIBUYA
Kroiちゃん「BROADCAST」追加公演。会場は過去最高キャパとなる「LINE CUBE SHIBUYA」。円盤化されている公演なのでさらっとレポしていこうと思います。
当日、座席に着くと前から4列目でかなり沸いた。
思ったより近いことでソワソワしていると「ロゼッタスペース」新春特別バージョンが会場内に響き渡る……と言ったら嘘かもしれない。
割と聞こえていなかった人も多かったらしい。
わたしはスピーカーとの位置関係が良かったのか、友達がいないから耳を澄ますことができただけなのかわからないが、ギリギリ内容は聞き取れた。
べべちゃんがメンバーに電話をかけて「正月何してた?」的な話をしていたと思う。(ライブレポをすぐに書かない弊害が出ている)
聞こえづらいな〜と思っていると、今度はステージ上部の小さなモニターで、「長谷部悠生のロゼッタの風に吹かれて」というお散歩番組が始まった。
聞こえるようになった代わりにモニターが小さくて見辛い〜!すると突然臨時ニュースが入る。ばーちーキャスター似合うね。
と、過去公演とは違った演出が入り、スタートからこの追加公演に特別気合が入っていることが伝わってくる。
そんな特別公演の第1曲目は東京公演と同じく「Drippin' Desert」。
衣装は全員ジャケットやシャツにネクタイとフォーマルな出立ち。珍しく怜央ちゃんの髪はオールバック。
そして、2曲目は重低音が身体中に響き渡る長めのイントロから始まる「pixel」。原曲と同じかそれ以下のテンポで腹に音を響かせる。
そのままの流れで、特徴的な掛け声からはじまる「Monster play」に繋ぐ。
続いて「a force」。
本ツアーの「a force」のアレンジが個人的にかなり好みで、原曲より60,70年代のソウルやファンクを感じさせる怜央の歌い方がおそろしくカッコ良かった。どうにかして音源化してほしい。
そしてお次は筆者推し曲「Juden」。Kroiのライブに行くのは3回目。原曲も気が狂うほど聴いたが何度聴いてもライブver.は素晴らしい。
何度でも言いたい。わたしはボンゴの音が大好きなのだ。
その後「Funky GUNSLINGER」のイントロとともに「スペシャルを用意しました」と宣言。するとMVでお馴染み“あのダンサー”がステージ上にやってきて、MVさながらのパフォーマンスを披露した。
その後MCで「俺らのライブにダンサー付くことある!?」と嬉しそうな面々が可愛らしかった。
そして、3が日は関さん以外体調を崩して寝込んでいたことや、千葉さん本番ぶっつけで新機材を導入した話など、いつも通りのゆるいMCを挟んだあとは「Balmy Life」「Mr.Foundation」を披露。
続く9曲目は音源化されていない「Flight」。
「4人でやりまーす」という声とともに怜央がはけて、インストでの演奏となった。一度はけた怜央ちゃんも後半にパーカスで参加、ソロを披露。
怜央がはけたのは予定通りだったのだろうか。音源化されていないということもありインストで聴いたのも当然初めてだったのだが、歌なしでも完成されていてかっこよかった。いつか音源化される日が訪れることを願う。
そして「Flight」の後は「侵攻」「夜明け」という最高の繋ぎを披露。
夜明けのキーボードに心地よくなっていると、かの有名なアフタヌーンティータイムが始まった。ツアーラストということで、追加公演では表参道の本物のアフタヌーンティーを用意したそう。
アフタヌーンティーは下段から食べるものだと謎の塾講師千葉が解説をしているにもかかわらず、中段を勝手に取って怒られるべべちゃんが可愛かった。
閑話休題。
MC明けは「Not Forever」から「Never Ending Story」へと続く。
いい加減あのMCの後になんでこんないい演奏ができるんだなんて驚きはないぞ。しかし「Never Ending Story」のキーボードはエモいな……。
ということで、やってまいりました「WATAGUMO」。
いつも通り演奏がスタートし、間奏に差し掛かるタイミングで、MC千葉による「WATAGUMOバトル」結果発表。
わたしは東京公演しか見ていないため、なんとなくブルーノ・悠生が勝つと思っていたのだが、益田さんの勝利。
「お前はKroiの2番目だからな」と言われ、花吹雪係と降格したべべちゃん。
え、てか怜央さんドラム叩くんですか……!?大茶番かと思っていたのに、ドラマー内田怜央が見れるんだったらこの謎のバトルの価値がぐんと上がるじゃないか!
にしてもギター不在、代理ドラム、半笑いボーカルにもかかわらず演奏はしっかりしてるのKroiちゃんだなあ笑
そんなこんなでWATAGUMOバトルに終止符が打たれ、怜央が「エンターテイナーが2人もいて嬉しいでございます」と、2人を賞賛。そのまま「Network」へ。
先ほど「いい加減あのMCの後になんでこんないい演奏ができるんだなんて驚きはない」と言いましたが、あのWATAGUMOのあとにMCも挟まずにいいぬるっと演奏できるのは流石におかしいです。
そしてラスト「HORN」「Shincha」と人気ナンバーを披露しライブが終了した。
怜央が「長く音楽をやっていきたい、長く音楽を届けていきたい」と言っていたのだが、あれだけふざけていても演奏は必ずキメる姿を見ると、本当に音楽が好きだということがわかる。
アンコール
「口頭でちゃんとお知らせしてないことがありまして……」
「結婚ですか!?」
「いや違います」
と、ゆるいMCを挟んだ後、新曲「Hard Pool」を披露。
新曲やってくれるって信じてたよ〜!!事前に公開されてた「ウーウウウー」の箇所、サビあたりだと思ってたら最後まで出てこなかった〜!!!「躍起になる」のとこが同じメロディラインだけど、この場では気づけなかったな。
そしてラストはやっぱり「Fire Brain」
ちなみにこの公演の数週間前に同じ会場で別のライブに行っていたため、なんとなく会場内の温度も同じだろうとニットを着ての参戦だったのだが、ラストの「Fire Brain」で踊り狂ってビッチャビチャになった。
「教訓:Kroiちゃんのライブは冬でも半袖にした方がいい」
セットリスト
- Drippin' Desert
- Pixie
- Monster play
- a force
- Juden
- Funky GUNSLINGER
- Balmy Life
- Mr.Foundation
- Flight
- 侵攻
- 夜明け
- Not Forever
- Never Ending Story
- WATAGUMO
- Network
- HORN
- Shincha
アンコール
- Hard Pool
- Fire Brain
221116|Kroi Live Tour 2022「BROADCAST」@Zepp DiverCity
Kroiちゃん「BROADCAST」ツアーファイナルとなったZepp DiverCity。
わたしは本公演がツアー初参戦となったため、どうやら「WATAGUMOバトル」なるものをやっている、ということ以外は何も知らずに会場へ向かった。
開場時間が過ぎ、入り口付近で自分の整理番号が呼ばれるのを今か今かと待つも、一向に開場されない。
流石に遅いなと思い、Twitterを見てみると「また押してるのか……」というツイートがたくさん目に入ってきた。いつも押しているのか。
そう思っていると、見知らぬ少年が会場入り口の上方の橋からワンマンライブを開催して場を繋いでくれた。「ABCのうた」を歌ってくれた彼に感謝だ。
そんなこんなで、ツアーファイナルは数十分遅れで開場、開演をした。
1曲目、Kroiの楽曲の中でも飛び抜けてサビがキャッチーな「Drippin' Desert」からスタートし、会場の熱が一気に上がる。
そしてそのままの勢いでファンガン、pixel、juden、Selva、Pageと人気のブチ上がりナンバーを続けて披露。
ラテンパーカッション推しなもんで、judenのボンゴが大好きなのだが、judenでブチ上がった後のSelva、Pageの繋ぎが気持ちよく、また聴けたのがうれしかった。
その後MCを挟み「Small World」。
実を言うと「Small World」は原曲を聴いた当初あまり気に入っておらず、シャッフル再生時には飛ばしてしまうこともあったのだが、TAKE OFFではじめて生の演奏を聞き大好きになった。
そしてその後、最新アルバム収録曲「Correction」から「Shift Command」の繋ぎ。シフコマはチル曲という認識だったのだが、生で聞くと想像以上に踊りたくなる。思ってた以上に楽しかった。
Kroiは圧倒的ライブバンドだからこそ、ライブで認識が変わったり、より好きになる曲があるのが良い。
そう思いながら、2回目のMCを聴いていると、アフタヌーンティータイムが始まった。
なんで?????
いや、なんかステージにあるなとは思っていたけど。
今回のツアーでは、千葉による「ステージドリンクをアフタヌーンティーにしたっていいじゃないか!」という謎の主張から、ステージ上にアフタヌーンティーセットが置かれることになったと言う。
毎公演、その地方のご当地お菓子をアフタヌーンティーセットに置き、紅茶を飲みながらお菓子を食べていたんだと。
本公演のお菓子は「パティスリー ナオキ」の焼き菓子。なんとギター長谷部の実家のケーキ屋さんのものだった。駒沢大学駅前にあるんだってさ。
え、実家ケーキ屋さんなの……? なんだ? なんか変な情報多いぞ!!!
というか、千葉さんのこと常識人だと思ってたから、こういうおふざけを率先してやるのが意外だなあと思いつつも、ああでもこの人Youtuberもやってたわって一瞬で納得した。
そんで、内田、関はこういうときあんまふざけないんだな。なるほどな。
少しずつKroiに対する知見が増えてゆく。
そんなゆる〜いMCのあとは「熱海」。そして「Not Forever」「Airport」「Never Ending Story」とゆったり曲が続く。
「Never Ending Story」のキーボードソロ、ちょっと良すぎるな。なんであんな変なMCの後にこんな激エモ演奏できるんだよ。だんだん腹たってきた。
……そしてついにやってきた。
「WATAGUMO」だ。
「WATAGUMOバトル」とは一体なんなのか、全く知らずにここまでやってきたため身構えながら聞くも、普通に演奏が始まり普通に間奏に到達。
すると突然、関によるリングアナウンスのようなものが始まる。
なにをするんだ?そう思っていると……
ブルーノ出てきたんだが?
「24KMagic」やってんだけど?しかもなんかやたら完成度高い。 なんだこれは、と思いつつも大盛り上がりしてしまった。悔しい。
次に益田の番。謎の寸劇がはじまった。
「益田増殖計画」とはなんですか? これはなにを対決しているんだ!?
待ってよ、ハチカイの警備員さんがいるんだけど!!なんでここにいるんだ!!!!
大 混 乱
てかこれのリハで開場遅れたらしい。何してんの??
そうか、わたしが思ってる以上にKroiちゃんてアホなんだ。喋るとイメージ違ってかわいいな〜とかじゃなくて、アホなんだ。ちょっと考え改めてくるわ。
ちなみに投票は長谷部さんにしました。ブルーノ普通に楽しかった。
勝った方が追加公演で「WATAGUMO」歌うんだってね。「WATAGUMO」好きだから普通に聞きたいかもなって思ったけどなんか楽しそうだからいいと思うよ。
そんな大盛り上がり()のWATAGUMOバトルが終わり、続けて披露されたのは「Network」。えらいもんで演奏が始まると空気が変わる。
客も曲を聴く体制が整ったところで、わたしの推し曲でもある「HORN」から「Shincha」へと繋がっていく。
「Shincha」で、内田が「過去最多公演となった“BROADCAST”。音楽にここまで連れてきてもらった」と言っていたのが印象的だった。
一番派手な見た目で一番真面目なの罠だな。
アンコール
アンコールは「Balmy Life」。原曲よりも早いBPMに客のクラップが加わり、生のバルミーはこんなにも魅力的で楽しいのかと思った。
そしてラストはやはり「Fire Brain」。内田の「悔いのないように踊って帰ってください」という言葉通り開場全体が揺れる。
自分の中にもすでに「これで踊らないと帰れない」という感情が芽生えていた。それほどライブの「Fire Brain」は楽しい。
会場の熱気冷めやらぬ中、最後にEPのリリースとそれに伴う全国ツアーの開催が発表された。
たった2回のライブ参戦で、まったく違うKroiの一面を目の当たりにしたわたしは、帰り道すぐにツアーのチケットに申し込んだのだった。
セットリスト
- Drippin' Desert
- Funky GUNSLINGER
- Pixie
- Juden
- Selva
- Page
- Small World
- Correction
- Shift Command
- 熱海
- Not Forever
- Airport
- Never Ending Story
- WATAGUMO
- Network
- HORN
- Shincha
アンコール
- Balmy Life
- Fire Brain
220812|Kroi FREE LIVE 「TAKE OFF」@Zepp Haneda
半年くらいライブに通って知ったんですけど、Kroiちゃんって二度として同じライブはしないんですよね。
というわけで、記憶の限りKroiちゃんのライブを遡ってレポってこうと思います。
基本的にはわたしがわたしの感情を記録するのが目的です。
記念すべき第一回目はkroiちゃん初のフリーライブ。
Kroi FREE LIVE 「TAKE OFF」
会場:Zepp Haneda
数年ほどバンドのライブにはほとんど行っておらず、Zepp自体も久々ということで、人混みに対する嫌悪感やら、音楽好きのノリに着いていけるかという不安感なんかを抱えての参戦となりましたが、会場についてみるとステージはど真ん中。
まさかのフロアライブに軽率にテンションが上がる。
わたしはなんとなく、一番でかいカメラがある機材スペースが正面だろうと思い、その真横を陣取った。
緊張の面持ちで開始時間を待っていると、
「“Kroiエアライン”961便にご搭乗いただき、ありがとうございます。気持ちのシートベルトを外していただくよう、よろしくお願いします」と突然機内アナウンスが流れ、大きな拍手に包まれながらメンバーが登場した。
アナウンスが終了するとともに1曲目の「熱海」の演奏が始まった。そしてそれと同時に、不安に思っていたのが嘘のように自分の体が揺れだした。
ライブハウスに行くのが久々だったわたしにとって、ライブが「熱海」のポップで爽やかなサウンドからスタートしたのはとても良かった。
そんな爽やかなサウンドのあとは、ライブ初参戦のわたしも自然とクラップが出てしまうほど疾走感のある「Juden」。
1曲目の熱海では、ワンドリンクの缶チューハイを片手に揺れていたわたしも、こんなもんを持っていてはなんもできないと、一気に酒を飲み干し、缶を足元に置いて本気で楽しもうと決意。
途中長谷部のギターが鳴らなくなる機材トラブルもあったが、慌てることなく他4人が目配せをしてソロを引き伸ばして繋いでいた。程なくしてギタートラブルが解消され、長谷部が体をのけぞりながらギターソロをはじめると会場のボルテージも一気に上がった。
その後MCで「ギター元気?(笑)」と聞かれた長谷部は「ちょっと焦った(笑)」と吐露するも、内田の「俺たちが繋いだの上手すぎてトラブってたの気が付かなかったんじゃない!?(笑)」と冗談を言う余裕っぷりが印象的だった。
そんな彼らの演奏力とアドリブ力の高さを目の当たりにした後は、内田の鋭利なギターリフから始まる「selva」。原曲より少し早めのBPMに、目の前で左右にぴょんぴょんと飛び跳ねる長谷部の後ろ姿に釣られて身体が揺れる。
そして「selva」のアウトロからスムーズな繋ぎで「Page」が始まった。間奏では Earth, Wind & Fire の Let's Groove のフレーズを入れるアレンジをしていてかなり驚いたのを覚えている。
この美しい曲の繋ぎとアレンジが、この時この場所でしか聞けないものを生み出す彼らの真骨頂なのだと知った。
そんなバチバチにイケてる演奏をしたかと思えば、MCではほのぼのとした雰囲気が流れるのも驚きだった。
「初フリーライブで、しかもZepp Haneda。やばいよね」
「先日フジロックにも出させていただいて、大感動のステージ……俺ら側がね!?俺ら側が大感動のステージだった」
そんな素朴なMCを挟んだあとに披露したのは、新曲「Drippin' Desert」。浮遊感漂うシンセサウンドに乗せてキレのあるラップを披露した。
そしてそのまま「Not Forever」「Airport」と新曲を続けて演奏。
演奏し慣れていない新曲ゾーンに少し緊張していたようで、ドラムの益田はマイクをセットし忘れ、Drippinのコーラスに入りそびれたという。
そんな益田も「もう大丈夫(笑)」と言い、内田も「新曲ゾーンが終わったので、ここからはぶち上げゾーンになります。踊って帰ってください」と宣言。
その言葉の通り、「Small World」「HORN」「Network」と人気のナンバーを続けて披露した。
「Network」の間奏では「まだよ!(小声)」「まだ?」「まだ!(小声)」とラスサビに入るタイミングを小声で指示する内田のお茶目な面も見られた。
そしてそのままのムードで「WATAGUMO」に突入、するかと思いきや「イヤモニしてるからカウントが聞こえない(笑)」と言いまさかの中断!
「ごめーん(笑)」と謝りながら照明が落とされ、改めて「WATAGUMO」の演奏を再開した。ゆったりとしたサウンドに、長谷部のコーラスが何とも心地よかった。Kroiはボーカル内田以外のメンバーも声が良いのが魅力的だと感じた。
そして最後に「なんとKroiちゃん、ラスト1曲になります。悲し~!」「最後『Fire Brain』でブチブチに盛り上がって最高の日にしましょう」と、内田のMCに続けて、ラストナンバー「Fire Brain」へ。
2サビ終わり内田が両手を上げ、観客もそれに応えるように両手をあげる。「すげえ光景になってる(笑)」と一瞬ほのぼのとした空気が流れたと思えば「Burn such a brain!」で客のボルテージも最高潮となった。
本公演は生配信をしていたこともあってか、アンコールがなく、その代わりにアウトロでバチバチにイケてるセッションを披露してくれた。
後に聞いた話だが、このセッションはやはり内田のアドリブだったらしい。特に合図をすることもなく内田のギターに合わせて、他メンバーもアドリブで参加していく様子が、楽器で会話をしているようだった。
終演後
恐らく本公演は新規客獲得のためのフリーライブ。終演後もメンバーが物販に立つなど太っ腹な公演だった。物販で流れる音源に合わせ、メンバー全員の大合唱が始まり、なんて自分たちを安売りするバンドなんだ!と思った(笑)
メンバーを近くで見れるということにまんまと釣られて列に並び、目の前にいた内田に手を振ってみると、手を振り返ししてくれた。
念の為オタクの生態をお伝えしておきたいのだが、レスがあれば簡単に落ちる。この日持っていたかばんが小さかったこともあり、缶バッチでも買って帰ろうと思っていたのに気がついたらTシャツを購入していた。これを世間ではスパチャと言います。
買ったTシャツは脇に挟んで帰りました。
「ふぁんく らぶ」に入会すればステッカーが貰えるというキャンペーンも行っていたのだが、自分のことをまだ冷静な人間だと思いたかったため、その場では入会しなかった。
帰り道、TAKE OFFのセトリ順に組んだプレイリストを聞きながら電車に揺られていると、もうすでに自分がCD音源では満足できない体になっているのだと気がついた。気がついてしまったのだから仕方がない、すぐに「BROADCAST」のチケットを購入した。
ちなみに「ふぁんく らぶ」にはたまらず翌日に入会した。おかげさまで、こんなことならステッカーをもらっておくべきだったとずっと後悔をすることになった。
セットリスト
- 熱海
- Juden
- selva
- Page
- Drippin' Desert
- Not Forever
- Airport
- Small World
- HORN
- Network
- WATAGUMO
- Fire Brain